今日は何の日?
干支(えと)を紐解く
干支暦
月の十二支
「寅の月」の立春から旧暦の正月。「支」の切り替わるタイミングで、月初めが前の「支」になることも。
干支車
中国古代の易では、奇数を陽、偶数を陰とする。干支車では、陽を赤、陰を黒で色分けした。歯の数は、十(干)も十二(支)も偶数なので、いくら回しても、陽の歯と陰の歯は噛み合わない。たとえば、「甲丑」のような、陽と陰の組み合わせは生まれず、総数は120ではなく60になる。
子午盤
十二支は、方位と時刻も示す。「子」は北、「午」は南で、「子午線」は真北と真南を結ぶ線。「一刻」は2時間、「子の刻」は23時から1時。「午の刻」の真ん中が「正午」、その前後が「午前」と「午後」。
赤い針は一日で一周し、正午には南を指す。太陽も正午にはほぼ真南へ来るから、針の向きは太陽の方角にほぼ重なる。子午盤の橙の丸は、その土地から仰ぎ見た太陽。真ん中が天頂、内側の円が地平線で、点線の太陽は、地平線の下。
標準時のふるさと「明石」では、時計の針と太陽の丸が近い。西の「長崎」では太陽が20分ほど遅れ、日の入りも少し遅い。北緯78度の「ロングイェールビーン」では、夏は沈まず、冬は昇らない。
盤には月も浮かぶ。明るい側はいつも太陽の方を向き、満ち欠けは太陽との隔たりで決まる。「一月を回す」と、新月は太陽に寄り添い、満月は正反対へ離れる。だから、太陽が地の底に沈む「子の刻」、満月は「午の方」に立つ。北緯78度の冬は、昇らない太陽と鏡写しに、満月が沈まない。
「一年を回す」は、季節を巡る太陽を同じ時刻で定点観測。たとえば「東京」の19時、夏は茜が燃え、冬は帳がおりる。
なぜ十二なのか。有力な説は三つ。①一年のうち月の満ち欠けはほぼ十二回。②約十二年で公転する木星を目安に年を数えた。③二でも三でも四でも六でも割り切れ、円や一日を刻むのに好都合。また、バビロニアの黄道十二宮と同源という説もある。
ちなみに、「一年を回す」で満月を数えると十二回。ただし三年に一度ほど十三回の年があり、余りの一回が陰暦の閏月に該当。